最近、毒親という言葉が一般にも認知され始めているように感じます。
テレビで紹介されたり。ネットで調べても、たくさんの人が相談したり議論を交わしたりしています。
一方で、「親を非難するなんておかしい」「甘えているだけ」「育ててもらったのに」「我慢が足りない」という指摘もあります。

 

そこで、毒親の何が問題なのか考えてみました。

 

  1. 苦しんでいる人がいる
  2. 親子関係を修復できない
  3. 理解されにくい・相談しづらい
  4. 不幸な習慣のせいで生き辛い

 

1.苦しんでいる人がいる

仮に毒親がいたとしても、皆幸せ(と感じている)ならばそれでいいんです。
しかし実際に、同じ家庭で育てられても、待遇や感じ方が違い、長い間辛い思いをしている人がいます。さらに辛く苦しいと感じる人がいても、それを放置している家庭。それは温かい家族関係と言えるでしょうか?

 

例えば私の兄は、「(管理人が)精神的におかしいだけで、親は全く悪くない」という親の言葉を素直に受け入れ、(意識的にか無意識的にか)そういうもんだと思って暮らしています。喧嘩したりののしったりするのが家族愛だということを素直に信じて、今も忠実に実行しています。辛いとか悲しいとかあまり感じてない様子です。同じ環境で育っても、何も疑わず生きる人もいる訳です。

 

また、長男教だった両親は、あからさまに兄を優遇してきたので、自然と兄は親を擁護し、苦しんでいる妹を理解できない・面倒な存在だと感じていたようです。

 

でも、私は違いました。苦しみに値するような、実害があったからです。

 

家族といて、気分が安らぐとか、楽しいとかそういう気持ちを抱いたことがありませんでした。何かを助けてもらうとか、支えあうとか、共感するとか、気持ちが通じ合うとかもありませんでした。とにかく怒鳴り合いののしり合い、怖い、嫌い、辛い、苦しい、義務を果たさなければ、誰が正しいのか、誰が悪者か。そんな殺伐とした家庭が本当に嫌で、心から悲しかったです。
母親の代わりに家事育児をし、私だけ個室を与えられず、服を買ってもらえず、映画や友人宅に泊まりに行くことも禁止されていました。男に産まれさえすれば、優遇されたのに!とひねくれていきました。

 

せめて待遇だけでも男兄弟と同じにして欲しいとお願いしても、聞き入れてはもらえません。閉じた家庭の中では強い力が働いて子どもひとりでは解決できません。孤独感がますます深くなります。そしてまた苦しくなります。

 

このように、苦しんでいる人がいる。そして、それが改善されない。それだけでもう、考えなければならない問題だと思います。

 

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