(PC・タブレット向けリンク)不幸にする親 人生を奪われる子供 (講談社+α文庫)
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ダン・ニューハース著、講談社プラスα文庫


おすすめ度:★★★★★5:基本教則です(笑)『毒になる親』と併せて読むと効果大。
読みやすさ:★★★3:文章自体は難しくないですが、精神的に辛いかも。


この本について触れているページ:「毒親」って何?

 

本の概要

毒親の解説、体験記、毒親育ちが自分の人生を取り戻す方法などについて詳しく書かれています。

 

『毒になる親』について冒頭で触れており、『毒になる親』の補足的な立場の本であるそうです。
「毒親の分類」については重複しているところもありますが、『毒になる親』にはない新しい分類が付け加えられています。

 

『毒になる親』と「併せて読むと効果大」と書いた理由は、この本には『毒になる親』にある「対決」以外の具体例が提示してあるからです。

 

『毒になる親』では、毒親関係を解決するためには、親と「対決」つまり「親と対峙して、はっきりと自分の気持ちや要求を述べて、自分が一人の人間であることを表明する」ことが必要であると説いています。
(「対決」のことを初めて読んだときは、「こんなこととてもできない」というのが素直な感想でした。)

 

一方、『不幸にする親』では、必ずしも「対決」だけが毒親解決の道ではないことを示しています。毒親問題の落とし所は人それぞれであり、その例を体験談として掲載しています。
年に一度親にメッセージカードは送るけれど、それ以外は付き合わない、などが一例です。

 

実際、私も「絶縁宣言」の手紙は書いたけれども、『毒になる親』に則った「対決」というのはしていないと思います。親に自分のことを認めさせてはいませんが、でも、自分の精神と人生を取り戻すことはできました。
「対決」のように「はっきりさせる」ことが苦手な日本人の気質には『不幸にする親』の解決策のほうが合うのではと思いました。

 

2つの本のどちらの解決方法が良いということではなく、両方を吟味して、なるべく自分に負担のない方法でいくのがベストだと思います。

 

感想

この本を語るときはどうしても、『毒になる親』と比較してしまうのは否めないです。

 

私の勝手なイメージですが、
『毒になる親』のイメージは、元祖、固い、強い。
『不幸にする親』のイメージは、のれん分け(笑)新しい、柔らかい、優しい。
という感じです。

 

なのでどちらが秀でているとかではなく、どちらも必要な感じです。もちろんところどころで励ましの言葉があり、心が癒やされました。線を引いては何度も読み返していました。
毒親育ちが前を向いて生きるために必携の書です。
また、毒親問題について理解して欲しい人に渡すのにも最適な本です。

 

余談ですが、私は『毒になる親』を手にしてからかなり後にこの本を購入しました。
『毒になる親』があるし、毒親の本は一冊あればいいや。と軽く考えていました。
いよいよ絶縁したい、と考えだした頃に手にしました。

同じテーマでも著者が違うとタッチが違う。自分に合う本だったんですね。
たくさんの励ましの言葉に出会い、早く読んでいればよかったなぁとその時思ったものでした。

 

読んで下さりありがとうございました。