毒父の特徴と対処法ー私の父の例


 

うちの父は昭和10年代生まれ、7人兄妹の長男、一人息子でした。幼少期に戦争の貧しさを体験しています。しかしその後祖父(父の父)が事業で成功し、女中さんを住まわせるような贅沢な暮らしをしていたそうです。

 

一人息子ということで、自由・贅沢三昧だったそうです。しかしそこで養われた傲慢さ、奔放さが抜けないまま、思春期に祖父が亡くなり一転、極貧生活を強いられたそうです。

 

極貧生活の中で無職となります。高度経済成長に向けて企業で働いている友人には強い劣等感を抱いたようです。幼い妹たちを養うのに必死に日雇いの仕事をしたそうです。

 

私はこのような父のもとに育ちました。父が毒だったのは時代背景もあると思います。古い考えを捨てられず、時代錯誤の塊のような人でした。

 

毒父の特徴として一般的とは言えないかもしれませんが、うちの父の特徴をあげてみたいと思います。

 


毒父の特徴

・男尊女卑がひどい
「女はおさんどん(家事)だけしてたらいい」「女が賢しげにするな」「女はどうやっても男にかなわない」という言葉。

私には個室を与えない、映画に行かせない、門限は私だけ17時など。

 

・長男至上主義
長男である兄は色々優遇されて育っています。

兄は好きなイベントに行き、最新の機器(CDプレイヤーやウォー○マンなど)を買い与えられ、友だち宅に泊まりに行き、大学浪人を許され……。挙げればキリがないです。

それらを許していたのは父でした。(こちらにも書きました→兄弟間での待遇の違い・長男教・男尊女卑)

 

・謝らない
 「親は間違うことはないのだ」「親の言うことが全て」といって絶対に謝りません。とても頑なで「親が謝る=死」みたいな脅迫じみた印象を受けけました。

どうして謝ってくれないのか追及した時、殴られそうになったのでそれ以来は怖くて聞けずにいます。

 

・自分が一番偉い
自分が一番偉くないと気がすみません。神様のように崇め奉らないとキレます。「お父様のおかげで私たちは暮らせていけます」としおらしくしろ! という雰囲気です。

「誰のおかげで食っていけるんだ」「お金を稼いでるワシが一番偉い」などの言葉を連発します。

 

・性的な嫌がらせをする
 ※センシティブな内容なのであまりたくさんは書きません。
お酌の強要、胸を触るなど。
おそらく父は私のことを「女中さん」くらいに思っていたのでしょう。

 

・暴力をふるう
私は幼い頃の記憶がほとんどないです。そんな中「お父さん、お母さんを叩かないで」と父に泣きついた記憶があります。おそらく私が幼い頃は面前DVが日常茶飯事だったのだと考えます。

私の成長とともに、面前DVは減りはしましたが、完全にはなくならなかったですし、言葉の暴力はずっとありました。私が高校生の頃には父の足の指が骨折するほどの夫婦喧嘩をしていました。

また、しつけと称した暴力ももちろんありました。

 

・権威に弱い、威張ろうとする
父は社長でした。昔は「社長」というと「凄い」という雰囲気もありました(時代的に)。

飲食店で「おい(ワシは社長なんだぞ)早くしろや」などといって店員さんを呼びつける姿など、とても恥ずかしく思いました。とにかく他人に対して偉そうでした。

 「女は大学なんか行くな、どうせ受からん」と私にはボロクソに言っていたくせに、国立大学に合格したとたん「ワシの娘は○○大学に受かりましてな」といって滅茶苦茶自慢する。もう、恥ずかしいを超えて呆れるしかなかったです。

 

 

以上、私の父の例です。ご参考になれば幸いです。

 

毒父への対処法

毒父への対処法は、究極的には、ないです。悲しいかもしれませんが。(『毒母の特徴と対処法』でも書きました)

なぜなら「変わらないから毒親」なのであって、今まで一緒に過ごしてきた中で、少しでも自分の態度を改めようとする人ならば「毒父」はとっくに卒業していると思うんです。

 

なので、できるだけ関わらない、話を聞かない、流す。物質的な距離をとることに集中する。

 

うまくやれなくていいんです。「私がもっとうまくやれる方法を知っていれば、親は変わるのかもしれない」という考えを私も以前は持っていました。

 

でも、「変えられるものと変えられないもの」が世の中にあるとして、それが毒親であり毒親育ちの親子関係なのですね。とても切なくて苦しいですけれど。

 

なのでご自分を責めず、前を向いて、ご自分の幸せを第一に進んでいきましょう。

 

父親と距離を取るのは、母親よりは比較的簡単かもしれません。仕事があったり、寡黙だったりするとこちらに関わってこない場合があります。なので触らぬ神に祟りなし。そっとしておいて、自分は自分の幸せに集中する。

 

それがきっと穏やかな暮らしへの一歩だと考えます。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。