解毒法1-2できるだけ実家から遠いところに住む


 

距離。自分を守るのにこれほど力強い味方はないです。安心感が違います。

 
新幹線や車で2~3時間の距離ならまだ、親は頑張って来れる。飛行機の距離なら、結構な思い切りとお金と時間が必要。

 

実際絶縁宣言の手紙を出したにも関わらず、飛行機の距離であること、親の個人的な考え「都会は嫌い」、私が電話に絶対出ないことから多少の諦めもあるのか、今のところ突然に来ることはないです。

 

※子どもの住民票(住所)を親が調べられないようにできる制度「住民票閲覧制限」について。

 

以前は親であれば子の住所を閲覧できていたようです。
私が絶縁を考えた2010年頃は、親に閲覧制限をかけることはできないと知りがっくりしたのを覚えています。

 

このページの対処法は、このような事情があってのものでした。
現在は無理に遠いところに住まなくても良いかもしれません。
また、探偵などを使う可能性のある毒親なら「住民票閲覧制限」プラス「遠いところに住む」のダブル採用が良いかもしれません。読者様の状況に合わせた方法をご検討ください。

 


距離は本当に強い

例え飛行機の距離に自分が住んでいても、来る毒親は来る!

 

とは思いますが、来た時の対処法(絶縁後の毒親対策-3.毒親が突然来た時の対処法を考えておく )を参考に絶対に取り合わない。距離がある分「行ってもムダだった」という印象が強くなります。次の回数を減らすことができそうです。

 

これが気軽に来れる距離なら対処法を施しても何度でも来そうです。また、距離があるから滅多に来れないだろうという安心感もあります。そういう意味でも距離は強いのではないでしょうか。

 

自分の経験からして毒親が気軽に来れる距離に住んでいるとろくなことがないです。「毒親が突然来る」のは初期仕様になっていて書き換えられない(笑)ようです。

 

【エピソード1】学生時代、実家から車で1時間ちょっとのことろに下宿しました。
親に下宿先の家賃を出してもらっていたとは言え。
合鍵を勝手に作り、突然来て、知らないうちに勝手に下宿先に入り、下宿先に来ていた友人の前で大声を出す、バイト先で大声を出す(………ストレス発散ですよね?)、当時の彼氏の家にも突然来る(ストーカーか! 住所どこで知った?)
ちなみにこれは全て母親の行動でした。

 

【エピソード2】兄のお嫁さんも私の下宿先近くの出身です。
結婚してすぐ兄嫁さんの実家に突然、毒親2人が来たそうです。もちろん何の連絡もなしにです。

 

しかも、日曜日の朝早く来て、昼ご飯をいただき、晩ご飯までいただき酒を飲み、さも自分の家かのようにダラダラしていたそうです。
兄嫁さんご一家、早く帰ってもらいたいけれど言えないし、ちっとも帰る様子もない。普通連絡するだろうに。連絡したとしてもお昼頂いたら帰るだろ!

 

この話を聞いた時、恥ずかしさとともに理解に苦しみました。○○家の嫁になれば全部ワシらのもの、ワシらの自由。とか考えてるんです。こわっ。

 

……このように、毒親の近くに住んでいると自分だけでなく新しい親戚関係にまで簡単にヒビが入ってしまいそうです。(うちの兄の場合はもうすでに入ってますね(汗))

 

住み慣れた街を離れること

絶縁してから私も故郷へは帰っていません。

 

自然たっぷりの故郷。大好きな海に山に川。昔良く遊んだところ。ドライブすると気持ちいいところ。思い出すと涙が出てしまいます。

 

でも関東に住みはじめて、関東には関東の良さがあるんだな~としみじみ感じています。

 

楽しめる場所が多い。買い物に困らない。ひと駅ひと駅で街の感じが違う。人がたくさんいて、みんな温かい。
沢山の人に紛れることで、自分が特別変な人間ではなくなる。多様性に寛容。”One of them”色んな人がいるんだなぁと思える。田舎だと親不孝者は私ひとりだったかもしれないけれど、この都会にも同じ「親不孝者」がどこかにいるはず! なんて思って安心してみたり。。自分が楽しむ! と決めれば、どんな街に住んでも、それなりに楽しめるんですね。住めば都です。

 

また、新しい街に住むことで気持ちも心機一転できそうです。毒親うんぬんは横においておいて、昔あこがれた街に楽しみや幸せを求めに引っ越してみるのもいいかもしれませんね。

 

新しい場所で上手くやれるかなという不安もあるかもしれません。でも、毒親育ちは「あんなひどい」苦しみに耐えてこれるだけの底力があるんです! 引っ越して離れて、その底力を自分のために集中させれば新しい街でもきっとうまくやれます。

 

読んで下さりありがとうございました。素敵な未来になりますように!