解毒法1-0まず親から離れる
まずは親から離れることがとても大切です。
でも、突然家出しようとか、今すぐ友達の家に転がり込めばいいと言っている訳ではありません。「計画的に」離れる。つまり下宿して一人暮らしするとか、経済的に自立し独立するってことです。あくまで「自分を守り、冷静になり、立てなおすため」に離れるんですね。
(※身の危険を感じていらっしゃる方はすぐ逃げてください。近くの警察や市役所に逃げましょう。各都道府県にはシェルターがあるらしいので、しばらくかくまってもらえるかもしれません。)
ゲームに例えてみます。(ドラ○エとか。)
武器を持って向かってくる強敵がいるんなら、戦わずに「逃げる」コマンドを選択します。無理して戦わない。
敵の出ない村に逃げた後に、自分の装備や情報などを整え経験値を増やせば、かつて強敵だった敵もたいした敵じゃなくなってきます。。
私は絶縁という道(ラスボスを倒しに行かない!)を選びましたけれど、親とどれくらいの距離で付き合いたいかは人それぞれですね。絶縁という選択肢以外にもたくさんの道があります。その判断のためにも、一旦離れる必要があると思います。
一旦離れてどれくらいの距離がよいのか、お互いの関係がどんなものだったか冷静に判断もできると思います。
一度離れたからと言って、ずっと絶縁状態でなくても良いのです。その後修復することだってできるんです。長い人生ですし、一度離れてみても損はないと思います。
離れることのメリット
- 傷つかなくてすむ。自分を守れる。
- 自分のやりたいことを、やりたいようにできる。
- 冷静になれる。立てなおしていくことができる。
- 自分を変えるための方法がよりやりやすくなる。
- 実家以外のところに住むことで様々な経験があり、それが視野を広げてくれる。
覚悟を決める
毒親は生きていくためにサンドバッグが必要不可欠なんです。親の面倒を見ないとバチが当たるとか、ろくでなしのひどい人間とかそういう類の言葉で子どもを縛っていたんです。
そして毒親育ちは、嫌々ながらもサンドバッグであることに慣れすぎていて麻痺しています。自分の悲しみが大したものではないと思い込まされています。
そして毒親育ちは、嫌々ながらもサンドバッグであることに慣れすぎていて麻痺しています。自分の悲しみが大したものではないと思い込まされています。
嫌なことでも、慣れたものなら安心できる。
例えば、嫌いな先生がいてさんざん嫌だったはずなのに、いざ卒業となると寂しくなる。思い返すとなぜかホンワカしてしまったりする。要するに、嫌なものでも毎日付き合っていけば人間、多少の愛着が湧くということなんですね。
新しいことに挑戦(親と離れる)しても上手くいかないかも・・という恐怖と戦うよりは、親と対立する苦しいけれども慣れた現状のほうが楽だとどこかで思っているのかもしれません。
離れるためには、覚悟も必要になってきます。誰のものでもない、自分の人生。時には大きな決断を迫られる時もあります。でも自分で決めたんなら、納得できる。
時間はどんどん過ぎていきます。就職や就学のタイミングを選ぶなどして、できるだけ混乱の少ない楽なやり方で離れられればいいですね。傷つく時間を減らし、読者のみなさまが心地良いと思える時間が増えていくことを願ってやまないです。
読んで下さりありがとうございました。