自尊心を高めるには?-『上手くいっている人の考え方』から学ぼう


最近の投稿、ちょっと内容が濃すぎた(笑)のでここで一息入れますね。
(オススメ本のご紹介です)

 

昔、ブラック企業で営業をしていたことがあります。
(4か月で辞めましたけど(笑))

 

私、全然売れなかったんです。
で、上司がこう言ったんですね。

 

「がん患者はがん患者ばっかりで集まっていたって、がんは治らない。
それどころかどんどん気持ちが暗くなるばかりだろ。
治し方を知っている医者の話を聞かない限り、治らない。

 

それと一緒で、売れないやつは売れないやつとつるむな。
売れているやつの話を聞きにいけ。真似ろ!」

 

売れない者どうし愚痴りあうことも私はとても大事だと思うので、
この上司の言葉の前半は同意できませんが、

 

後半の「売れているやつの話を聞いて真似る」というのは大事だなぁと。

 

毒親関連の本ばかり読んでいると辛くなりますし、そもそも「じゃあ人生上手くいっている人って、逆にどんなこと考えてるんだろ?」みたいな疑問もわいてきます。

 

そこで探した本がこの『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』(そのままですね(笑))という本です。
(ジェリー・ミンチントン (著),‎ 弓場 隆 (翻訳)から以下抜粋します)

 


この本のテーマは「自尊心をどう高めるか」

『自尊心とは何か。簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。(p4)』

 

自尊心。
喉から手が出るほど欲しかったこの「自尊心」
それを養うことは、とても難しいことだと信じ込んでいました。
「自尊心の高い大人」に出会ったことがなかったからです。
そして「お前はダメ人間」って親に言われ続けてきたからです。

 

でも、この本にあることに学び、考えを少しずつ変えていくことで、自分には価値がある、理由がなくても価値があるんだと思えるようになりました。

 

もちろん「すぐに自尊心が高まる!」なんてオイシイ話ではないのですが、何度も何度も繰り返し読むことによって「自尊心の高い人の考え方」がしみ込んでいったんですね。

 

そして、この本の一番すごいところは、とにかく「難しい言葉を使わずに、わかりやすく、短く、そして時にくすっと笑える」ところです。中学生でも読めるレベルです。難しいことを易しい言葉で言えるのは本当にすごいことです。。。

 

『個人的な特徴に関係なく、あなたは常にすべての面で完全に価値のある人間なのだ。だからこれからは次のように自分に言い聞かせよう。「私は常に進歩しつつある人間だ。私は現時点でのベストを尽くしている。将来、今より向上すれば、今度はその時点でベストを尽くせばいい」(P47)』

 

『他人に高く評価されることが重要だと考えているなら、その願いはそう簡単にはかなえられない。

自分に対する他人の評価を重視しすぎると、他人に感情的に支配されることになる。他人に高く評価されることで気分がよくなることを願っていると、他人から無視されたときに落ち込んでしまう。また、他人にほめられることを期待していると、他人に責められた時にショックを受けてしまう。

(中略)単に自分が気分よくなりたいというだけなら、他人から高く評価される必要はない。自分を高く評価するのは自分だけで十分だ。このことが理解できれば、他人に評価されようとして気をつかう必要はもうなくなる。(pp78-79)』

 

(もちろん、自分を高く評価するための考え方も載っていますよ!)

 

自尊心を高めるための考え方が100話載っています。ぎっしり詰まっています(笑)
見開き2ページで1つの話がまとまっているので、1日1話とか、思いつくまま読むとか、占いのようにえぃ! と開いて今日はその言葉を胸に刻もうとか、そういう使い方ができます。

 

また、蛇足ですが、この本は1999年に発行され今も売れ続けている本です。
本って意外と寿命が短いようですよ。

 

本屋さんとかでよく「重版決定!」とか「何万部突破」とかありますけど、裏を返せばそれだけ他の本は売れてない、長く売れ続けることはない、ということでもあるんですよね。

 

長く売れ続けている本というのは、時代を超えて読まれる価値があるそうです。(夫談)
なので一読の価値は絶対にあると思います。

 

この本との出会いが、みなさまの幸せにつながりますように!
読んでくださりありがとうございました。

 

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うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)