行きたくない場所には行かないでください。


今、年末年始で皆さんお忙しいところだと思います。
このサイトも、盆と正月はアクセス数が増える時期です。
それだけ皆さんが色々想うところのある、「帰省」。
 
 
表題にあるように、もう、行きたくない場所には行かないでください。
私からのお願いです。
帰りたくない場所には帰らないでください。
 
 
理由なんて必要ないです。ただ、行きたくないってだけで充分。
 
 
誰かが文句言うかもしれませんけど、「あなたにはもうこれ以上辛い思いをしてほしくない、面倒ごとを引き受けに行かないでほしい」と思う人(私)がここに居ることも覚えておいてほしいです。
 
 
幸せでいて欲しい。
穏やかに年末年始を迎えてもらいたい。
 
 
そしてそう思う人って意外と多くいることも同時に覚えておいてください。
ただ、出会えてないだけです。
気付けてないだけです。
 
 
文句言う誰かのために、
世間一般で言う幸せのために、
家族はかくあるべきってしきたりのために、
 
 
そんなもののために苦しむのは馬鹿らしい。
 
 
苦しむために、人は産まれてきたんじゃないと思います。
幸せになるために産まれてきたんだと思います。
 
 
 
自分は自分のこと大事にする、もう自分から自分を苦しめる行動をやめる!
って宣言して、できるだけ自分を大事にする。
 
 
 
そうすると、時間はかかるかもしれないけど自分の周りに「自分を大切にできる人」がでてきます。
そういう人は他人に無理を強いたりしないし、相手にも自分を大切にして欲しいと願う人なんです。
 
 
だから、類は友を呼ぶではないですが、是非ご自分から、令和になったし、記念に(笑)自分を守れる自分に変わる! と決意してほしいです。
 
 
 
勝手なお願いをしました。すみません。強制とかではないです。
ただ、ご自分を守る力がどの方にもある。ご自分の望む環境をいつか手にできる。
そう信じてのお願いでした。
 
 
 

家族もいろいろ、この歳になって思うこと

 
私は親と絶縁した頃は、「自分が悪いことをしている」という意識が抜けずにいました。
 
 
 
「世間一般とずれている」「親を敬わないとはなにごとだ」「どこの家庭も盆暮れ正月は集まっている」「家族を大事にできないのか」「子どもにどう説明するのか」「わがままだ」「非常識だ」……etc。
 
 
 
そんな言葉が頭の中にグルグルと。
それはそれはとても苦しいものでした。
 
 
 
今では「親とは疎遠なんだ、色々あってねー」と、美容室とかで聞かれたら軽く言えるレベルになってます。
 
 
そう、罪悪感が減ってきてるんですね。
それは本当に悪いことでもないし、そして非常識で誰もが驚くことでもないことだと思える経験もあったからです。
 
 
 
それは3つ。
 
 
 
ひとつ目は、義母さんの存在でした。
 
 
私が両親と絶縁した頃、両親は(もちろん笑)義母さんにも電話凸していました。
なので時々「ずんずんちゃん、お母さんにも電話してあげてね」「お父さんたちは元気?」と初めの頃は言われました。
その度にもやっとしましたが、「はい」という元気ない返事をするだけで黙っていました。
そしていつお説教が来るんだろうとビクビクしていました。
もちろん、両親には連絡せずにいました。
 
 
 
そういうやりとりが何度か続いた頃、気付いたら義母さんはそういうことを私に言わなくなったんです。
そう、「察した」のです。この子にも色々あったんだろうなと。
そして、義母さんだって様々な人間関係をみてきたはず。うまくいかない人間関係なんて山ほどあると知っていたのでしょう。
 
 
 
義母さんは私の問題に踏み込むことをやめたんですね。また、私に対する態度を変える(嫌ったり疎遠にしたりする)こともありませんでした。かなりびっくりしました。
(そして毒親育ちだとそういう態度が少し物足りなく感じたりもします。はじめは。ガミガミ言われるのに慣れているので。)
 
 
でも、そういう方もいらっしゃるんですね。自分の両親ぐらいの年齢の人は全員「けしからんけしからん」ってお説教するものだとばかり思っていました。
 
 
 
2つ目は美容室。
そこで年末、若い子に「帰省するんですかー」と聞かれて「ううん、うちはねー、兄嫁もいるし居づらいからねーw」とか言って苦笑いしました。
 
 
 
するとその子、
 
 
 
「あー分かります。ウチは割とみんな集まるんですけど、私の友だちのとこなんか誰も帰らないとか言ってましたよ。成人してから兄弟3人全く連絡取らないとか。何かそんなもんなんだなーって意外だったんですよねー。だからその子ウチに呼んで、一緒に年始したんですよねー。」(軽っ!)
 
 
 
って。
やっぱ、見えていない、話していないだけで、蓋を開けてみると各家庭色々あるんだなー。自分だけがとりわけおかしいことをしているわけじゃないんだな。と思えた出来事でした。
 
 
 
3つ目は美容室での流れで、
 
 
 
ママ友や同世代の人との会話の中で帰省の話が出た時に、思い切って「ううん、うちはねー、遠いし兄嫁もいるし……、兄嫁さんも私たちが帰省すると(別の意味で笑)落ち着かないだろうしw」とか言ってみたんです。
 
 
 
あくまでも絶対軽く! 苦笑いで! 言ってみたところ。。。
皆さん意外と
「色々あるよね~。大変だよね~。」って軽い同意を示してくれる。
そしてそれ以上は突っ込んでこない。皆さん色々分かっているんだな。大人ってこういう人のこと言うんだな(笑)って。
 
 
 
こんなことが多々ありました。
 
 
 
なので意外と、ただ知らないだけで、各家庭色々な事情があって、テンプレ家族、テンプレ盆暮れ正月をしている人ばかりではない
そうでなければ「ダメ人間」でも何でもない。
(うちの親ならダメ人間、非常識、親を敬えないダメな子、などと言って罵るでしょうけど)
 
 
 
なので、今年の年末年始は、今までの常識や世間体などで決めるのではなく
「私がどうしたいか」を基準に様々なことを決定してみるのもよいかもしれませんね。
 
 
 
読んでくださりありがとうございました。
良いお年をお迎えください。