毒母はサイコパス? 私の母の例 その2
『毒母はサイコパス? 私の母の例 その1』の続きです。
「サイコパス」という言葉を聞いたことがあると思います。
サイコパスというと、高い知能で冷酷な犯罪者というイメージがありますね。それはごく一部で、脳科学者さんによると一般人の100人に1人の割合でサイコパスは存在するそうです。程度も様々で軽度の方もいれば重度の方もいらっしゃるようです。
サイコパスの特徴としては以下のようになります。(Wikipediaより抜粋)
- 良心が異常に欠如している
- 他者に冷淡で共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 行動に対する責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
私の母はもしかしてサイコパスでは? と思える言動が多かったです。私の例をあげることで、読者様のヒントになればと思います。
また、これは決して母を悪く言いたいのではなく、親の挙動をより深く知ることで、自分の苦しみを理解し軽減させるために考えたことです。
お世話になっている人に対する感謝が皆無
母は父と父方の親戚をひどく嫌っていました。ボロクソに文句を言い、自分はあの親戚のせいで不幸なのだ、私をいじめてくる、離婚すれば幸せになれる等。
まあこれは、私を洗脳して味方につける意味合いもあったと思うんですけど、、、
そんなにボロクソに言っている親戚のところに兄と私を夏休み、2週間近く預けるんです。2週間もですよ、2週間も(笑)。私は当時、おばさん達もいとこ達も大好きでした。なので泊まりに行きたいとせがんだということもありましたが。
そしてそれを感謝するどころかむしろあら捜しをしてけなしていた。
そこのおばさんたちは本当に優しくて思いやりがありました。快く迎えてくれたんです。嫌な顔ひとつせず、美味しい料理を作ってくれたり、当時行ったことのなかったファミレスに連れていってもらったり(○ョイフル(笑))。あんな母の子でも。
2週間も自分の子どもがお世話になっておきながら、ボロクソに言う母の神経がわからない。感謝することは皆無。
もちろん電話口では「ありがとうございました」と言っていましたが、子どもがみても嘘だとわかるうすっぺらーーい挨拶でした。そして電話を切った後はそのおばさんのことをまたボロクソに言う。
旅行好きなおばさんが時々、家にやってくると「突然来やがって、本当ムカつくわ」と数日間は嵐になるんですよ。何なんだお前は(笑)。世話になっときながらその態度は。
子どもを持った今、さらに恐ろしいと感じました。理解に苦しみました。子どもの世話って大変です。預かってくれるのは本当にありがたいことです。なのに感謝すらしない。「自分の利益さえ優先されればそれでいい」サイコパスの気があるのではと思わなければ、納得できなかったんですね。
いじめて喜ぶ母親
あともう一つは「お年玉事件」。本当に忘れられない出来事です。
年末両親から「大掃除頑張ったらお年玉を奮発する」という珍しい提案がありました。
当時高校生だった私のお年玉はほぼなし。その頃親戚付き合いがなかったためと「不景気」という理由で「5円」でした。
お金のない私はすごく頑張りました。友だちと遊びたい、服も買いたい。夢が膨らみました。キッチン、お風呂、トイレ、普段はやらないところまでしっかりとやりました。
そして母に誇らしげに報告しました「ね! 奇麗になったでしょ」「ああ、そうね、ありがと。お年玉楽しみにしとき。」やった。これでお年玉アップだーーーー。ワクワクしていました。
そして迎えた新年。くれたお年玉「55円」。私は絶句。
母は(父もですけど)大笑いしながら、
「何? 大幅アップじゃん? 文句あるの? いらない?」
「はーーおかしい、掃除したくらいでお金がもらえるわけないじゃん、世の中そんなに甘くないんだよ」とものすごい面白いものを見るような目で私をみていました。
馬鹿正直に掃除をし、母の言うことを信じていたのです。なのにこの仕打ち。私は言葉が出ませんでした。ただのいじめですよね。こんなことを平気でやってのける母(父もですけど)。
お金が本当にない訳じゃないんです。母は自分の趣味のための数万円する道具を買っていましたから。
頑張ったあの子のために、少しだけ奮発してあげよう、っていう気持ちすらない。もうこりゃ、サイコパスだから仕方ないと考えて無理やり納得するしかない。
大人になった私は、そう理解することで自分の精神を安定させました。
あとは他にも挙げればキリがないんですけれども、乳児だった私を「泣くとよく寝るから」といって殴って泣かせて寝かせて、買い物に出かけただとか、、、
そしてそれを父とふたりで笑いながら「あの頃は私たちも若かったからねぇ~(遠い目をして懐かしむ)」いやいや、話の論点ずれてません?
私のこと殴って寝かしつけてたって、ありえませんけど?
私は科学者でも専門家でもないですので、サイコパスだったとは言い切れませんが、そのような理論に自分のされた仕打ちを重ねることで、納得していくしかなかったんですね。
皆さんのご参考になればと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。