嫉妬という感情が教えてくれるものー3.さらに深めて考える
嫉妬って感情も、大切な感情の一部。向き合えば学ぶことがたくさんあります。
自分自身を成長させてくれるヒントが隠れている。
受け入れ、向き合ったことで自分が楽になれた。
そのことについてお話しますね。
1.誰かに嫉妬を感じた時
2.誰かに嫉妬された時
3.そして、もう一歩踏み込んで考えてみて…(←現在のページです)
もう一歩踏み込んで考えてみると…
まず「自分の欲しいものが何かは分かった。けど、手に入らない」という時。
(上記1.誰かに嫉妬を感じた時で「嫉妬=欲しいものが隠れている」というお話をしました。)
(上記1.誰かに嫉妬を感じた時で「嫉妬=欲しいものが隠れている」というお話をしました。)
そういう時はもう「それが役割」なんだと割り切る。と楽になりました。
ちょっと分かりにくいので、私の体験でお話ししますね。
ちょっと分かりにくいので、私の体験でお話ししますね。
前々から嫉妬していたママ友がいました。
その人から分析した私の欲しい「性質」は「聞き上手・大人な返答ができる」です。
その人から分析した私の欲しい「性質」は「聞き上手・大人な返答ができる」です。
すぐに「そうだね、うんうん、わかるわ」って安易な同意をしない。
間をあけて「うん、なるほど?」「そうか、そう考えるんだねー」「それは違うんじゃない?」と冷静な話し方で話題を広げる。時には鋭い意見を言うけど全然角が立たない。
そしてすごくあっさりしているので、ママ友に人気がある(ように私には見える…)。
間をあけて「うん、なるほど?」「そうか、そう考えるんだねー」「それは違うんじゃない?」と冷静な話し方で話題を広げる。時には鋭い意見を言うけど全然角が立たない。
そしてすごくあっさりしているので、ママ友に人気がある(ように私には見える…)。
私は相手との会話は無難な天気の話、園の行事の話、そしてすぐに「そうだね、わかるわ、大変だねぇ」という安易な同意をするばかり。変にニコニコ話をして言いたいことはあまり言えない。
あんな風に素敵な雰囲気であっさりと話ができたらな。
話し方の本を読んで努力しようとしました。
話し方の本を読んで努力しようとしました。
でもだんだん、その人に会うのが苦痛になってきた。子どもの送り迎えで毎日会うのに。
黒い気持ちが噴出してきた。イライラに自信喪失。まただ、こんなの嫌だ。そのママ友のこと嫌いたいわけじゃないのに。誰かと比べて、できない自分を嫌いたいわけじゃないのに。
まず「私は彼女に嫉妬している」と認める。
そしてどうなりたいか考えて行動した。
でもできないし、辛くなってきた。
このまま嫉妬という感情に流されたくない!
で、こう考えるようにしたら楽になりました。
結局はそういう「役割なんだ」と。
みんなが歌手だったら、コンサートは成り立たない。
歌う人、それを観に来る人、主役には必ず観客が必要。
私はスターにはなれないけれどでも、その人にはない良さがあるはず。無理してスターになることもないや。
上記のママ友は、大人な役回り。私はそれをいいなと思って慕う役。それでいいじゃん。
冷静な視点や大人な対応は彼女に任せて、私は他を担当すればいいんじゃん?
こう思って過ごしていくと、肩の力が抜けたのか他のママ友から「一緒に話してると楽しいよー」と言われたりして。
「手に入らない、できない」ことを諦めたら逆に、出来事が好転するかもというお話でした。
それ本当に「嫉妬されたのかな」ってこと
次に言いたいことは、嫉妬は簡単にいえば私の「妄想や決めつけ」だったりする。ことがある。。
まず相手が嫉妬したかどうかは確認しないと分からない。(実害があったり、はっきりわかる場合は別として)
例を挙げますね。
私「この間はパパが子どもを公園に連れて行ってね~」
ママ友「へぇ~いいねぇ。ウチはパパ忙しくてなかなかね~。いいよね。」
この会話だけでもう「嫉妬された」となっていた私。
相手の表情だってあからさまじゃないけど微妙な表情だったりする。
ここでママ友が苦い顔をしているとしても単純に「嫉妬じゃないかもしれない」
彼女の内心は例えば、
彼女の内心は例えば、
・夫への希望や不満
・忙しい会社への希望や不満
・助けてくれない実母への不満
・うちの子、もうちょっと父親と関わらせたいなという育児の不安
・単純に「ふーん、イクメンいいよね」っていう軽いノリ
・育児に全然協力しなかった実父の姿が浮かんでいるだけ
その「苦い顔」一つでは「嫉妬」かどうかなんて判断できないし、
ましてや相手の気持は相手のものだから確認しないと分からない。
それでそこで「嫉妬された」と私が思ってしまうのはやっぱり長年、母親から嫉妬の視線を向けられてきた「私の自動的な反応」であり「狭い見方・決めつけ」な訳です。
だからもう、相手の言動ひとつで「嫉妬された」と悩むのもナンセンスだし、
そもそも相手の気持ちなんて完璧に察せられるわけでもないし、
千差万別、人には様々な事情があるわけで、
「いいよね、パパ優しくて」という言葉ひとつだけでは私がその人から嫉妬されていると判断できない!
おおーーーかなりなグレーゾーンなのだな、という結論に至った最近でありました。
(相手に本心を聞かないかぎり)答えの出ないグレーな領域のことをウンウン悩んで(嫉妬という感情以外にも)嫌われたかな。気にしてるかな。傷つけたかな。
と、細かいことを気にしていたのが、ちょっぴり楽になった今日このごろでした。
と、細かいことを気にしていたのが、ちょっぴり楽になった今日このごろでした。
感情をどうするかは「相手の問題」。
斎藤一人さんも言っていました。「私は自分の機嫌は自分で取るの。相手に機嫌とらせないの。」
つまり自分の感情も自分で処理できるのが大人なのかなと思った私でありました。
読んでくださりありがとうございました。