解毒法3-4刷り込みを書き換える


 

毒親育ちの苦しみとして書いた『不幸な習慣のせいで生き辛い』でもお話しましたが、脳内否定(笑)が入るのも、自分を好きになれないのも刷り込みによる不幸な習慣が身についているためなんですね。

 

よく聞く言葉に「無意識」というものがあります。無意識は、つい取ってしまう自分の行動や思考(習慣)の源泉になっています。
刷り込みは、小さい頃に毎日毒親から繰り返し言われ続けてきたことが自分の無意識の領域にまで染み込んでいるってことなんです。

 

毎日毎日言われる。「繰り返し」が「刷り込み」のポイントになっています。小さい頃に気付かずにインストールされてしまった。
なら、「繰り返し」を利用して「上書き保存」してしまえばいいんです。

 

つまり、無意識に届くように自分で自分を「前向き方向に」洗脳する(笑)ことです。そして「幸せ体質」に変えてしまいましょう。
1.前向きな言葉を用意して、2.自分に繰り返し言い聞かす。これで私は書き換えできました。

 


まず言葉を用意する

望む自分の姿について「肯定的」な言葉を選ぶと良いです。「○○しない」ではなく「○○する」という言葉がいいです。
「朝寝坊しないようになる」ではなく「朝スッキリと起きられる」という感じです。

 

 
 
感情について、自分の姿について、日常生活の欲しい物について、人との関わりについて。「前向きな・自分のなりたい姿」をどんな言葉でも良いので準備します。

 

また、小さなことでいいので自分を褒められるもの(「家事ができた」「朝起きれた」)などを挙げていくのもいいです。偉かったね、頑張ったね、という言葉かけをしました。

 

私は初めは自分で言葉を用意できませんでした。なので本の中の言葉を自分に言い聞かせていました。また「アファメーション」という単語で検索すると例文も出てきます。

 

無意識に働きかけるには~といろいろとルールもあるようですが、最終的に私は無視してました(笑)。結局は自分がOKと思う言葉を聞かせればいいので、細かいところを気にしすぎなくてもいいみたいです。

 

ご参考までに:解毒法-3-4(補足)前向きな言葉集(長いので別のページを用意しました)
 
 

自分に言い聞かせる方法

  • 寝る前にノートに書く。同じ言葉を繰り返し書く。
  • ノートに書いたものを見ながら、何度もつぶやく。
  • 言葉を壁に貼って朝晩読む。
  • 自分の言葉を録音してそれを聞く

色々と試す中で、最後の方法が私にはしっくりきました。

 

刷り込むわけですから(毒親に言われた以上の(笑))回数が必要になってくるんですね。

 

もちろんノートに書いたりつぶやいたりするのも並行してやっていました。でもめんどくさがりな私(笑)にとっては、忘れてしまうこともあり毎日は無理でした。

 

そこで、用意した言葉を自分で録音しました。そして何度も聞きました。
録音時はなるべく感情を込めて言うのがポイントです。初めは恥ずかしかったですけれど、慣れてくると役者気分(笑)で案外楽しかったです。

 

お茶碗洗いをしている時、洗濯物を干している時、移動の電車の中で。イヤホンで「聞き流し」ていました(スピー○ラーニングか(笑)。子どもがいる時の家事中は片耳だけにしてました。)

いちいち全部を一生懸命聞くと疲れるし脳内否定(笑)が出てきます。何を言っているか聞こえない音量にして、2倍速で垂れ流しにしてました。寝る時はイヤホンは疲れるので、一番小さい音量にして耳元に置いて寝ました。

 

毎日これを繰り返したら、約3ヶ月後のある日突然なぜか「もういいや」となりました。それ以来この録音を一切聞くことはなくなりました。(ノートに書くことは、今でも時々やっています。)

 

その当時は、この録音が効いていたとは思えませんでした。今振り返ってみると結構大事だったんだ! と納得しています。色々と前向きになってきたのはこの頃からです。「自分って、悪くないな」と思えるようになっていました。

 

どうしてこんな事しようと思ったの?

何か宗教的ですよね(笑)。
宗教の経典ではないけれど、言霊、自分に言葉の魂を埋め込む「祈り」のようなことだったのではと考えています。「見えない何か」を信じる・祈る、っていうことが生活にあると心の落ち着きが違うな。とこの経験を通して思いました。(宗教ではないですよ(笑))

 

そもそもこんなことしようと思ったきっかけは……。
毒親対処法ー3-1本を読み視野を広げる」で読書が大事だと言った通り、実際私は「読書教か!」というくらい読書によって毒親関係の苦しみから救われようとしていた部分がありました。

 

様々な本を読み漁りました。方法論、考え方、手順。いつも、「こうすれば・こう考えれば上手くいく」って方法を目の前にしながら、逆に疲れ切っていました。

 

本にある方法や手順が、結局自分を追い詰めるものになっていくんですね。「あの本にはああ書いてあったのにできない自分」「こうやらなきゃ、こうやらなきゃ」どんどん焦る。
あの本は私には合わないのかもしれない。焦りからまた違う本を探す。
そしてまた次の本でも「こうやらなきゃ、こうやらなきゃ」……辛くなる。

 

これを繰り返していくうちに、私には「方法」ではなくて根本的な何かが足りないのかもしれない。何かもっと違う、根本の問題を解決しないと……。と考えるようになりました。

 

そう考え探し当てたのが「潜在意識」(=無意識。刷り込みの領域の話)関連の本です。そして無意識の領域を前向きなものにすることが大前提なんだと理解しました。

 

素地として無意識の領域を前向きな言葉でいっぱいにする(刷り込みなおす)ことが、今回の方法なんですね。
これをやっていなかったら本当にここまで幸せにはなれなかったと思います。それくらい「自分に前向きな言葉をかけていく」ことが大事なことだと考えます。

 

今は自分の普段使う言葉、そしてこのサイトの編集作業が終わった時も「ありがとう」「楽しかった」「嬉しい」などの言葉を意識して使っています。
それは、このサイトにある言葉に流されてしまわないようにという私なりのおまじないです。つぶやくと本当に元気が出ます。このサイトを続けていける原動力の一つが「言葉の力」だと断言できます。

 

読者様の心が、すてきな言葉で満たされますように。読んで下さりありがとうございました。

 

 

【本のご参考】潜在意識、アファメーション、褒める関連の本


(PC向けリンク)
マーフィー眠りながら成功する (上) (知的生きかた文庫)
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
ほめ日記―子育てハッピートレーニング


(スマホ向けリンク)
マーフィー眠りながら成功する (上) (知的生きかた文庫)
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
ほめ日記―子育てハッピートレーニング

 

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こちらもどうぞ→解毒法3-4(補足)前向きな言葉集

 

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