「毒親」って何?
毒親毒親、と言っていますが、この言葉はスーザン・フォワードさんの『毒になる親』という本がもとになっている言葉です。
子どもに対して、ひどい言葉かけ、暴力、過干渉などを続けて、子どもを「コントロール」する親のことです。 子どものうちから少しずつ汚染されて、大人になってじわじわ来る。何てピッタリな表現(笑)。
毒親にはいくつかの特徴があり、『毒になる親』で分類されています。さらに、『毒になる親』とセットになってよく読まれている本、ダン・ニューハースさんの『不幸にする親』にも追加的に分類されています。以下にそれを抜粋し、私の親の例も付け加えます。
毒親の特徴
【『毒になる親』より】
- 「神様」のような親-いつも正しくて完璧な親(であるために何でもする)。親の理解以上のことをすると罰を与える。間違いを認めない、謝らない。
- 義務を果たさない親-私が母親。弟の世話、家事を半分以上する、夫婦の話し相手、服を買ってくれない。
- コントロールする親-言うことを聞かないと直接脅す、家から追い出す、叩く。お金によるコントロール(兄弟で待遇に差をつける、誰が食わせてやっているんだ等)
- 残酷な言葉で傷つける親-お前はおかしい、狂っている、情緒不安定な人間、何をやっても続かないダメ人間、クズ、メスブタ、等。
- 暴力を振るう親-しつけと称した暴力。
【『不幸にする親』より】
- かまいすぎて子どもを窒息させる親-同じ価値観を強いる。子を「自分と違う人間」として見れない、親と違う意見は全否定。プライバシーを覗く。手紙、机の中、下宿先、一人暮らしの家に勝手に入ってくる。
- 子どもの幸せを取り上げる親-理由をつけてやりたいことをさせてくれない。楽しみや幸せを感じてはいけないという。理不尽なことも「愛情」だからと言ってごまかす。
- 完全主義者の親-起床、食事などの時間が細かく決まっていて、少しでも遅れると罰、例外がない。会社経営(お金を稼ぐこと)だけが良いことで、仕事を完璧にこなすために何でもする。会社経営の足かせにならないよう完全に「よい子」でいないといけない。
- カルトのような親-父親、そしてその次に母親が偉い、そしてその次に長男。父親(王様)の病気は家族全員で看病する。奴隷の命は二の次(病気でボロボロになっても誰もそばに居ない )
(他にも分類がありますが、『毒になる親』と重複する分類なので割愛します。)
皆さんの親はいかがでしたか?毒親は、どれか1つのタイプだけに分類されるわけではなく、いくつかのタイプが重なる複合型がほとんどだそうです。
参考までに私の親は、アルコール中毒ならぬ「仕事中毒」でした。会社経営、それをいかに効率的に回すか。家庭生活は仕事の邪魔になる厄介ごとでただの義務。いかに楽してその場しのぎをするか。「子どもに手間をかけている暇がない。だから動物と同じように叩いて育てるんだ。」
これは父の名言(?)です。笑えない。
会社経営と同じように「低コスト、高リターン」を望んで子育てをしたんだを思います。しかし会社経営と子育ては違うんだな。手抜き作業で、高リターンになるほど子育ては甘くない。。。
読んで下さりありがとうございました。
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